中小企業は
Webマーケティングに最初から
お金を掛けてはいけない

01.何故最初からお金を掛けてはいけないのか？

Webマーケティング費用で100万円使った場合、どういう数字結果を出すべきでしょうか？

売上で100万円？…いや、粗利で100万円？…正解は利益で100万円です。これは最低限の結果で、必ずしも当月に回収する必要はありませんが、

100万円の広告宣伝費を使った場合、100万円の営業利益を残してトントンです。

「俺はそんな”みみっちい”ことは言わない。広告は花火を打ち上げるように派手にやる！」という方はここで読み終えて頂いて構いません。
経営哲学はそれぞれあると思いますが、ここでは経営の観点から見た事業投資の方法論をお話しさせて頂きます。

では続けて２つの質問をします

• 100万円の広告宣伝費は利益100万円になりそうですか？
• 100万円の広告宣伝費が、いくらの利益になったのか後で計測できますか？

この質問にどちらもYesでなければ、Webマーケティングに最初からお金を掛けてはいけません。ギャンブルになってしまうからです。

「じゃあどうすればいいんだ！？」この疑問にお答えします。

• コストをなるだけ掛けずに実験します。
• そして「1万円かけたら2万円儲かる」勝ちパターンを見つけます。
• 勝てるとわかってから追加で投資します。

この方法をデータドリブンマーケティングと呼びます。

データを元に、小さな成功モデルを見つけ出し、追加投資していくやり方です。これは小予算からデータを元に拡大出来るという点で中小企業に非常に向いています。

経営者は苦手意識からITを難しく考えてはいけません。ITと言っても結局は経営ツールなので「いくら投資していくら儲かったか」が重要です。「SEOがどうだ」とか「インスタのフォロワーが何人だ」などではなく、経営者はこの儲かっているかどうかのポイントでのみ判断するべきなのです。

つまり1万円投資して2万円儲かるのであれば、100万円でも1億でも投資すれば良く、逆もしかりです。この原理原則を抑えておけば、ITは本当に難しくありません。では何故難しく感じるのかと言うと、1万円投資した結果をデータで把握出来ていないからです。

引用：データドリブンマーケティングの教科書

すぐに成果が出るの？絶対に成果が出るの？

断っておきますが、すぐに成果が出るとは言っていません。

いきなり無駄な投資をせずに、なるだけ費用をかけず「実験」を繰り返しデータを取って「勝ちパターンを見つけてから一気に投資をしましょう」とご提案しています。また絶対に成果が出るかどうかは正直言ってわかりませんが、10程実験をすれば大体2〜3件は勝ちパターンが見つかることが多いです。

このようにアプローチすることで、少なくとも「専門家に言われた通りやってみて、わからないから結局任せて、わからないまま成果が出ず、結局今もなぜ失敗したのががわからない」こうした状況は生まれません。万能な打ち出の小槌があるわけではありませんが、費用をかければ、掛けただけ成長できるのがデータドリブンマーケティングです。